ネタばれのぺえじ
あんまりネタばらしするのも作者としてはかっこ悪いことだと思うんだが、今回のアルバム「カラカラ」にはあまりにも謎かけと秘密が多いので、変な噂が流れる前にここでこっそり注釈しちゃおうと思います。ネタバレというとかっこ悪いですが、ライナーズノートなんて便利な言葉を使えばかっこいいね。
iPodとかiTunesとか使ってる人は、このジャケイラストをアートワークにするとかっこいいよ(笑)。このページを発見した方の個人利用に限ってオッケー!右クリックから「名前を付けて画像を保存」、iTunesでカラカラのアルバムを右クリック、「プロパティ」の「情報」タブ右下の方にある「アートワーク」って四角をダブルクリックして保存した画像を選択すれば、あらまぁカッコイイったら!つかここまで丁寧なオイラってなんて素晴らしいんだ!!!

正確なトラック名
全14トラックもあるとは、どこにも書いていません。ましてトラック名やら元ネタやらは一切謎のまま。まぁこのページを作っちゃった時点で謎が謎ではなくなるんだけどね(笑)。でもiTunesとかで取り込んる人は多いと思うし、そんなんで「トラック14」とかのまま見ていたくもないと思いますので、正確な曲名、トラックナンバーを以下に書いておきます。
1 ちゃっきり節 ~黎明編~
2 -幕間- 全員集合!
3 幸せのホーヤンホー
4 -幕間- ウクレレ太郎
5 君がいればだいじょうぶ
6 恐山
7 -幕間- ナゴヤン・コメディ大須編
8 まつりの花
9 -幕間- スレスーレ先輩
10 幸せハッピー
11 燈
12 -幕間- Count on TV
13 手をつなごう
14 竹田の子守唄

1.ちゃっきり節 ~黎明編~
言うまでもなく、ヴォーカルさかもとりえの持ち唄です。この曲の全国大会で彼女は優勝しています。サブタイトルの「黎明編」は、手塚治虫『火の鳥』のパロディです。そのうち「宇宙編」とか「0点・家出編」とかも作るだろうなぁ。作れるのかなぁ。この曲、静岡民謡として定着してはいますが、いわゆる新民謡ってやつで、作詞者と作曲者がちゃんといます。詞の著作権は切れているのですが、曲の著作権が生きているため、権利者の方に直接連絡して編曲許可をいただきました。しっかしさすがに「ちゃっきり節 0点・家出編」は嫌がるだろうなぁ。歌詞カードの歌詞と録音の歌詞が微妙に違うのは、ブックレットに掲載するにあたり北原白秋が書いた当時の歌詞を尊重したからです。

2.全員集合!
これは以前、東京都文京区にある現役銭湯「月の湯」さんでライヴしたときの録音です。変にエコーしてるのは、お風呂屋さんで録ったからなんですね。ご来場のお客様、ご協力に感謝です。

3.幸せのホーヤンホー
よく「ホーヤンホー」ってなんですか?って聞かれるんですがボクにもわかりません。最初は「80年代テレ東の日曜朝6時くらいからやってる小学生向けヒーローアニメの主題歌」ってイメージだったんで、おそらくはヒーローの名前だと思うんですが、ナレーション入れたらロボットのようにも思えるなぁ。何者なのか、それこそホーヤンホーに聞いてくれ。

4.ウクレレ太郎
ウクレレで話をする男の恋の物語です。そんだけ(笑)

5.君がいればだいじょうぶ
元は1997年、ボクが大学生の時に所属していたバンドのために、Stand By Meを訳して音頭に編曲した歌。カラカラの原点かもしれないなぁ。自分でもとっても気に入っていたので、堂々と演奏・収録するために様々な権利関係をクリアしました。歌詞が特に面倒で、まず訳詞を見せる、そんでもって、次にそれを英訳しろと言われて、正直悩んだ(笑)。だってかなり原詩に忠実だもんなぁ。とりあえずアメリカの権利者さんがOKしてくれて良かった。間奏のラップは山形県民謡「新庄節」から。

6.恐山
プロジェクト和豪の哲Jさんとハジメさんをお招きして、さらに他の曲のレコーディングに来てくれていた胡弓の木場さんや笛の紫竹さんまで巻き込んで壮大に恐ろしい曲になってしまった。イタコがなにやらしゃべっていますが、下北弁ではなく山形弁です。失礼(笑)

7.ナゴヤン・コメディ大須編
セ三味ストリートで毎年お招きいただいている、名古屋の大道芸フェス「大須大道町人祭」の風景を、アメリカのシチュエーションコメディっぽく演じてみた。だからうっすら聞こえるのは英語じゃなくて名古屋弁なのだ。ネタにしてるのはサンキュー手塚さん、ダメじゃん小出さん、ギリヤーク尼ヶ崎さん、そして自分たちのセ三味ストリート。まぁ大道芸見たことない人は是非いちど大須へ来て実際に見てください。そしたらきっと笑ってもらえると思う(笑)。まぁ大道芸好きな人なら爆笑必至でしょう・・・・たぶん。

8.まつりの花
同じく「大須大道町人祭」のために書き下ろした歌詞。曲がつけられず困っていたところ、「民族楽団チャンチキ」のたなかつとむ兄ィが現れ、数時間で作曲から録音までしてデモ送ってくれました(笑)。別に頼まれたわけでもないのにテーマソング作るなんて気前がいいや!って、実際芸人としてのセ三味ストリートとボクを育ててくれた大須への感謝を込めて作ったわけなんだけどね。元々はセ三味ストリートのプレゼントCDにのみ収録して配る予定だったのですが、あんまりデキが良いので収録とあいなりました。間奏のラップの向こうで叫んでいるのは、ギリヤークさんらしき「かあさーん」って声と、金粉ショウらしき掛け声です。きっと。

9.スレスーレ先輩
たぶんバンコクかどこかにある、世界中のバックパッカーが集まるユースホステルかなんかのロビーで楽しく熱く国境を越えて語り合うふたりですな。たぶん。岡田あーみんの「こいつら100%伝説」を全部読めばおもしろさ倍増。

10.幸せハッピー
いろいろなヴァージョンがあるけれど、細野晴臣・忌野清志郎・坂本冬美のユニット「H.I.S」でやってるのが一番有名でしょうね。直前の語りで登場するふたりも歌っています。スレスーレ先輩は母国語で歌っているようですが、彼がどこの人なのかはボクにもよくわかりません。

11.燈
ボクは元々解りやすくてポップな歌詞が好きなんだが、この曲については間違って文学してしまった。歌詞をじっくり聴いてみてください。「遙かなる 眼下の燈は~」以下がキモです。

12.Count on TV
カウントダウンTVとかでわざとやる気のない雰囲気を出してるガキ共のバンドのパロディなんじゃないかなぁ・・・・ところで、count on って意味知ってます?(笑)

13.手をつなごう
歌詞を書き始めた時点で恥ずかしく、書き上げたらもっと恥ずかしかった。これは曲なんてつけられねぇ、と思い、もし歌になっても相当恥ずかしい説教ソングになるんだろうなぁ・・・・と思いつつ作曲を依頼。出来てきた曲はびっくりするほど臭くない。しかもりえちゃんがカラカラっと歌ったら、なんか奇跡が起きた気がしました。歌ってのは、歌詞だけでもダメだし曲がついても未完成、ヴォーカルまで含めて初めて歌になるんだと教わった貴重な曲です。

14.竹田の子守唄
りえちゃんが大好きな歌。彼女の歌を聴いてボクもすっかり虜になり、ぜひ収録を!と思って無理矢理ボーナストラックとして突っ込みました。伴奏とコーラス、そしてアレンジは浦本和宏。竹田の子守唄と言えば「赤い鳥」の二人が有名ですが、敢えて浦本さんには赤い鳥ヴァージョンを聴かせず、りえちゃんの歌からイメージを膨らませてもらってアレンジ。結果、すっごく満足できる作品になりました。元は京都のいわゆる被差別部落で歌われていた子守歌。それが故に公共の電波になかなか乗らなかったらしい。それはそれで差別の助長じゃないか、と思うのはボクだけじゃなかろう。とにかくいい歌は理屈も文句もなしにいい歌です。

おわりに
この度はアルバム『カラカラ』をご購入いただき、そして最後までこんな秘密のページをお読みいただきありがとうございました。色々とバックグラウンドがあってのアルバムだということを知って、さらに楽しんでいただければ幸いです。

萩原遼 拝
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